PARKER(パーカー)の万年筆「ソネットプレミアム メタル＆グレイ」が入荷しました！以前ご紹介した「ソネットプレミアム」の別カラーモデルです。その折に触れたように、なかなかの曲者です(いい意味で)。

以前ご紹介したソネットプレミアムはこちらのリンクページ下層

https://kinbundodot.com/photo/album/1072831

胴軸にグレイカラー、クリップ・リング部にローズゴールドを配色したモデルで、キャップには菱形が折り重なったような微細な模様が施されています。

キャップをポスト(胴軸に付けた状態)しての筆記だとかなりの高重心になるため正直バランスが良くありません…。胴軸のみでの筆記ならまったく問題無いのですが、キャップをポストしたときの美しさといったらないので非常にヤキモキします。

キャップをポストして筆記すると完璧な美しさだけど書きづらく、胴軸のみで筆記すると扱いやすいけれど見た目には物足りない……この大きなジレンマを抱えているのがPARKER「ソネット」というモデルです(偏見)。握る位置を「グリップと胴軸の継ぎ目あたり」のやや高い位置に設定すれば高重心問題を解消できなくはないのですが、慣れていない方には最初かなりストレスかもしれません。

この美しさでバランスもよかったら完璧過ぎてつまらない…

とも解釈できなくなくはないかもしれないかもしれない…

ネガティブな紹介が続いてありますが勿論それだけではありません。ペン先は18金仕様でやや硬めです。しかしこのペン先が使うほどにたわみが出てきて心地良いしなりが生まれます。インクフローも最初のうちはやや渋めですが、ある瞬間から一気に潤沢ダクダクになります。この独特のしなりとダクダクのインクフローを味わってしまうともう手放せなくなってしまう…そんな中毒性の高い極上のペン先です。

万年筆に書き手が合わせていく…ある意味気位の高い万年筆かもしれませんが、乗りこなせればこれほど愛着の沸く万年筆もそう無いと僕は思っています。というのも僕自身、以前はPelikanスーベレーンやPILOTエリート95sをメインにしていたのですが、いまやソネットが手放せなくなっております。もうほぼ毎日持ち歩いているくらいです。ソネット最高。

皆さまもぜひ一度「ソネットチャレンジ」してみてくださいね。